よくある質問(FAQ)

Q1. 薬膳食材はどこで手に入りますか?

薬膳で使う生薬や食材は、意外と身近なお店でも見つかります。
スーパーの乾物コーナーで売られているクコの実やハトムギも立派な薬膳素材ですし、ドラッグストアや漢方薬局では専門的な食材も扱っています。最近はネット通販で手軽に購入できるものも多いので、まずは「身近なものから」取り入れるのがおすすめです。


Q2. 良い薬膳食材を見分けるコツは?

ポイントは 色・香り・鮮度 です。
クコの実なら鮮やかな赤で粒がふっくらしているもの、シナモンなら香りが強く甘みを感じられるものが良質です。
また、「オーガニック」や「無添加」と明記された商品は安心度が高いです。保存料や着色料で色を整えたものより、自然の色合いをした素材を選ぶと体にも優しいですよ。


Q3. 薬膳食材の保存方法は?

  • 乾燥もの(クコの実、ハトムギ、干し椎茸など)
    → 湿気を嫌うので、密閉容器に入れて冷暗所で保存。長持ちさせたい場合は冷蔵庫でも◎
  • スパイス系(シナモン、クローブ、八角など)
    → 香りが命なので、開封後はなるべく早めに使い切りましょう。
  • 生鮮もの(生姜、長ネギなど)
    → 薬膳でよく使うものは普段の料理にも使えるので、冷蔵保存で普段の料理に取り入れるとムダなく使えます。

Q4. 薬膳を続けるためのコツは?

いきなり完璧にやろうとせず、3つの食材だけで作るくらいの気持ちで始めましょう。
「疲れた日はスープにクコの実をひとつまみ」
「おやつに黒ごま+はちみつ+きなこで即席スイーツ」
など、日常の料理に少し足すイメージで続けると習慣になります。


Q5. 薬膳とハーブ料理の違いは?

どちらも植物を活かすという点は同じですが、目的が違います。

  • ハーブ料理 → 香りや風味を楽しむ
  • 薬膳料理 → 体質や季節に合わせて体を整える
    例えば「ミントティー」はハーブですが、薬膳の視点で見れば「熱を冷ます飲み物」として意味を持ちます。薬膳は日常の食材をどう組み合わせるかに特徴があるのです。

Q6. 妊娠中や薬を飲んでいても大丈夫?

薬膳食材そのものは日常食品に近いものが多いですが、中には作用が強いものもあります。妊娠中や薬を服用中の方は、量を控える・まずは身近な食材から取り入れると安心です。心配な場合は薬剤師や医師に相談してください。


Q7. 子どもや高齢者でも食べられますか?

もちろん可能です。ただし年齢に応じた工夫が大切です。

  • 子ども → 味付けをやさしく、辛味や香りの強い生薬は控える
  • 高齢者 → 消化しやすいスープやおかゆにアレンジする
    「家族みんなで同じ鍋を囲み、仕上げに各自で薬膳素材を足す」といったスタイルなら、無理なく取り入れられます。