梅しそがゆ

材料(1人分)
- スリーコインズ「三種の味の詰め合わせ 紀州産南高梅」より、しそ漬け梅 … 2個
- 青じその葉 … 2枚
- 白ごはん(茶碗1杯・約150g) … 1杯
- 水 … 適量(お好みで調整)
作り方
- 小鍋に水400mlを入れて火にかけ、沸騰させる。
- 沸騰したら白ごはん(約150g)を加え、弱火にして5〜7分ほど煮る。
(ごはんがほぐれて、とろみが出るまで) - 梅干しは種を取り、手でちぎって加える。
- 青じそを千切りにし、仕上げに散らす。
- 全体を軽く混ぜ、器に盛って完成。
味のイメージ
- 梅を手でちぎることで酸味がふわっと広がり、ところどころ果肉が残って楽しい食感。
- しその千切りは香りが強く立ち、爽やかさがアップ。
- 水を先に沸かしてごはんを加えることで、さらっとしたおかゆに仕上がる。
- 味付けは梅干しのみなので、お好みで塩で調節可能。
薬膳ポイント
- 梅(酸味・平性・帰経:肝・脾・肺・大腸)
余分な熱や水の“漏れ”を抑えながら、体液を補って潤す「生津作用」があるため、喉の乾き、汗・下痢が多い体質にやさしく作用します。腸の働きを整え、疲れやすく消化が落ちているときにも役立つため、虚弱体質や食欲不振にも◎。さらに、“気を引き締め循環を促す”酸味の特性によって、虚血(血の停滞)をケアする助けにもなります。 - 紫蘇(辛・温性・帰経:肺・脾・胃)
発汗を促し体表の邪気(冷えや初期の風邪)を発散する「辛温解表作用」を持ち、さらに“気の巡りを整えて消化を助ける”力もあります。紫蘇の香りは精神を落ち着かせ、ストレスやイライラの緩和にも。加えて殺菌・解毒作用もあるため、日常の食中毒予防にも役立ちます。
作って食べてみた感想
梅の酸味としその香りが食欲をそそり、さっぱりといただけました。おかゆなので胃にやさしく、食べ進めても重たさが残らないのが印象的でした。
味付けは梅だけだと少し物足りなく感じましたが、元気がないときや疲れているときには、このシンプルさがむしろ“やさしさ”につながる気がします。体調が戻ってきたら、塩を加えて味を調整しても良いと思いました。
今回はしそ漬け梅を使用しましたが、はちみつ梅やかつお梅でも美味しく仕上がりそうです。体調や気分にあわせて梅を変えて楽しめる一品だと思います。

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